お財布に入る「大喜利系」コミュニケーションブースター
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【2018-02 news】Cx3シリーズの価格改定について⇒おしらせ
1. Cx3miniとは?
Cx3BOOSTER® mini… Cx3mini(シースリーミニ)は、自分のことを話したり、会話をすることに不慣れでも、人や自分の隠れたユニークさに自然に気づき、会話を思い切り楽しんでもらえるよう開発された、日本人向けのコミュニケーションブースターです。
クレジットカードサイズで1パックが少量のため、お財布に入れて持ち運び可能。日常生活の中で、なんとなく話が盛り上がらないとき、話題を得たいとき、場を暖めたいとき、もっとよく相手のことを知りたいときにサッと出して使えば、その場にいる人、自分の面白さ・個性を引き出しながら、ドラマティックな生の会話を盛り上げて頂けます。シンプルながら人の様々な側面が見られるので、「面白い!」「楽しい!」が一番よく頂く感想です。
ワークショップタイプでシリアスゲームに近いCx3BOOSTER®(シースリーブースター)に対して、Cx3miniは条件を選ばないパーティタイプのゲームカードとなります。Cx3BOOSTER®の中でも核といえるクエスチョンパートを取り出し、質問を「思わず笑ってしまう、頭をひねるもの」に変えて、より気軽に遊んで頂けるよう設計しました。200名以上に体験頂いたパイロット版で非常に好評で、実際に日常でお使い頂いているという声が多かったことから、クラウドファンディングにてご支援を募り、有難くも正式に製品化の運びとなりました。ご協力くださった皆さま、ありがとうございました。
現在、各15枚セットの vol.1, vol.2, vol.3, vol.4を販売しております。
2. 価格・セット内容
それぞれの価格とセット内容です。
Cx3mini vol.1,2,3,4… 各2,800円(税込)
Cx3mini vol.1+vol.2… 5,200円(税込) *同時購入価格
Cx3mini vol.3+vol.4… 5,200円(税込) *同時購入価格
Cx3mini vol.1+vol.2+vol.3+vol.4… 10,000円(税込) *同時購入価格
*SAIネットショップでは、3,000円以上のお買い上げで送料無料です(送料全国一律200円)
[各セット内容]
- 説明書 1枚 (遊び方動画付)
- ルールカード 1枚
- 質問カード 14枚
- カードスリーブ付
*各セットごとに完結しているので、どのセットをお選び頂いても問題ありませんが、vol.1の質問は全てのセットの基準となる質問カードとなりますので、初めてお使い頂くのに最適です。ボリュームのバージョンが増すごとに質問がさらにユニークになり、ひねりも増していきますので、もっと考えさせられる質問を、もっと数をそろえて遊びたい、といった場合に順々に足す形でお求め頂ければ幸いです。
(SAIネットショップに移動します)
3. 特色:ユーモラスな質問とルール
Cx3miniは、ある特別なルールに従って「質問に直感で答えるだけ」のシンプルなものです。質問は”ある法則”に沿って作られており、回答者の普段は見えない個性が引き出され、素の反応が垣間見えることで、場のコミュニケーションの深度が深まっていきます。このルールがポイントであり、「誰もが同じように話し、聴く」というフェアなコミュニケーションの状態を作るため、場の会話のクリエイティブさもどんどん加速していきます。
質問の例:
ちょっとした自慢をしてください。
かわいいウソをついてください。
最近した小さな発見はなんでしょう。
くだらないけど守っている「自分ルール」を教えてください。
超絶お金持ちになった自分が言いそうなこととは?
見ると思わず笑ってしまったり、「えー!?」と言ってしまう、クリエイティブ脳を刺激される質問ばかりを揃えました。「大喜利系」と言ってはいますが、プレイヤーは無理に面白いことを言う必要はありません。ルールを守りつつ質問に直感で答えるだけで、その人の個性や魅力が自然に引き出される設計になっていますので、ただ楽しんでゲームをして頂ければ、参加者同士の面白さが相乗されてゆき、会話もとても盛り上がることでしょう。
4. あそび方
遊び方はとてもシンプルです。上のようなちょっと変わった問いに、”ルール“に沿って順番で「質問に直感で答えていく」+「他の人の答えを聴く」だけ。プレイヤー同士の顔が見られるのであれば、場所も選びません。
説明書およびルールカードが同梱されていますので、進め方とルールを全員で確認したら、ゲームスタートです。
特定のゴールもないので、好きなときに始めてちょうどいいタイミングでストップして頂けます。一周後に全員の答えを振り返り、その話題について話す、話が盛り上がったらゲームを一時停止させて話を広げ、また再開するなど、場のコミュニケーションをBOOSTするツールとして、自由にお使い頂ければと思います。(ただし、一つの質問の回答の最中には中断せず、全員が答えてから会話を始めるのがポイントです。)
また、質問は「何度でも繰り返し問いかけられる」ものを中心にデザインされています。所持者の方ご自身は、いつも新しい気持ちで遊んで頂くことが必要になるものの、同じメンバーでも時間を置いたり、違う人と遊んでみることで、飽きが来ないように設計されています。
各vol.について
質問内容は、vol.1を基本として、ボリュームが進むほどひねりの角度が増していきます。vol.1だけでももちどん充分遊んで頂けますし、vol.1を答え終わってからvol.2を取り出して頂いても、最初から両方を混ぜて使って頂いても楽しんで頂けます。(パターンのロゴの横にvol.2以降ローマ数字でナンバリングがしてありますので、見分けがつきます)
Cx3miniシースリーミニHow to Play 動画
5. 使用者の声
現在パイロット版および製品版を使用頂いている方、ワークショップで体験頂いた方々からの感想です。
・BARでカウンターに座っている人、お店スタッフを巻き込んで、Cx3miniをおこないました。だいぶ盛り上がり、知らない人でも自然とコミュニケーションが取れました。お店のマスターは、「よくわからんしつまんなそー」でしたが、やり始めたら、「やべーこれ、すげーおもしろい」に変わりました。…(営業職 埼玉)
・デザインが可愛い、質問がかわいい。全てかわいくて面白い。(医療系 東京)
・作り手のしっかりとした意図を感じる。質問が秀逸。(自営業 宮城)
・本日、Cx3BOOSTERを初体験!今までの自分の価値観が覆される内容です。言葉では表現できません。ぜひ大林さんのレクチャーとエクササイズを体験ください。オススメは、本編〜Cx3BOOSTER mini 懇親会コースです。ここで真価が発揮されますw (デザイナー 愛知)
・長年一緒に働いたどうしなのに、今まで話したこともないことを話せて、全然知らなかった面を発見できた。それがすごく新鮮で楽しい。(会社員 千葉)
・会議で使いましたが、良い雰囲気で取り組めました。カードの質問に思わずニヤリ チーム力が高まるような 合コンみたいな雰囲気づくりに活用できます。 ミニは、職場ミーティング前に使うと好評なんです(^^)(行政勤務 三重)
・飲み会の席などでも使えるようにと作られたそうですが、このminiだけでもお互いを知る、距離を縮める、場の温度を上げる、価値観の違いや意識のありかの違いを知る、まだまだ他にもいろいろ。とにかく、様々な効果がありそうだと思いながらも、考えている暇もないくらいに、聞くこと、考えることに集中して楽しめました。(講師 群馬)
・Cx3miniは知り合いと一緒に使わせていただいていますが、どの方からも評判が非常によいです。初めて体験される方は悩み、笑い、楽しみながら答えを考えていました。どこでも手軽にできるというのも良い点だと思います。常に財布の中に忍ばせています笑(行政勤務 三重)
・企業研修の際のウォームアップとして、Cx3miniを使わせてもらっています。短い時間で盛り上がれるのですが、盛り上がりすぎて、次の内容にいけないというのが、うれしい悲鳴です(笑) (社会保険労務士 宮城)
・Cx3miniは研修のウォームアップでほぼ毎日使わせてもらって、助けられています。シンプルでコンパクトなのにパワフルで、一番使い勝手が良いです。難しそうな顔でめんどくさそうにしていた参加者も、最終的にはみんな盛り上がり、連続した研修では「今日はあれやらないんですか?」と楽しみにされるくらいです。(東京 プロコーチ)
6. こんなときに
喋りの間が空いてしまう、もう少し会話を盛り上げたい、場の温度を上げたい、お互いをもうちょっとよく知りたい、準備はないけど何か楽しいことをしたい…そんな時にぴったりなのがCx3miniです。ほんの少し勇気を出して、お財布から取り出して説明をすれば、楽しいおしゃべりの始まりです。
- お茶、集まりのお供に
- 社内、取引先との打ち合わせ前に
- 社内や地域の交流イベントで
- 会社の飲み会で
- 友人との飲み会、合コンに
- 初対面の人が集まる場で
- 旅行のお供に
- 家族のだんらんに
- テーブルゲームのウォームアップとして
- ワークショップやグループワークのウォームアップとして
- 協働ワークの前のチームビルディングツールとして
- 本家Cx3BOOSTER®のウォームアップとして
- Cx3BOOSTERは敷居が高いけど、簡単に体験してみたいという方に
(SAIネットショップに移動します)
7. 開発者の思い
*開発者(おおばやしあや)、およびSAIについてはこちら
私は「人が自分の個性、才能に気づき、伸ばせる」ということを事業のテーマのひとつにしていますが、人が自分の一面に気づいたり、相手の面白さに気づくのは、主に対話の中であると考えており、実際アドラーを始め多くの心理学者や教育学者が、学びや成長のため対話の重要性を語っています。会話というものは本来、自分の深層意識に気づいたり、相手とのかけあいで相乗的に新しい答えを生み出したり、とても刺激的でクリエイティブで、何より楽しいものです。
しかし、日本人はこの「対話」「話すこと」が苦手だと言われており、実際にそうでしょう。自分も以前はあまり会話やスピーチが得意ではありませんでした。(今もスピーチは苦手ですが…)
我々はよく「外国では、意見のない人は存在しないと同じらしい」と自分たちの意見力の無さを自虐的に言いますし、国際会議でも「日本人は3S」 (Sleep, Smile, Silent)などといって揶揄されたりします。けれど、実際には「意見を持っていない人はいない」「つまらない人はいない」のです。実はだれもが内に個性を秘めていて、表現する機会をうかがっています。これまで生き抜いてきた旅路だけ、思いや哲学があります。ただ、それまでの教育が画一的な詰め込み重視で自己表現をあまり学ばなかったり、年上や「上の」人の前ではただフンフンうなずいたり沈黙を守る文化ゆえに、知らず知らずのうちにアンバランスなコミュニケーションの状態に慣れ、表現することを抑圧して、自分の意見や心の声に向き合い表に出すスキル、会話を相手と磨き上げる手法を身に付けてこなかっただけなのです。
個人的に、その「外国人との差」を身をもって思い知ったのは、フィンランドで友人にパーティに招かれた時でした。私と5人のフィンランド人のグループの中で、私は「ブルーベリー摘みはいつがシーズンなの?」というごく一般的な質問をしました。すると、ブルーベリーはいつだけどこのベリーならこの季節、足が濡れるから長靴はこういうものが良い、いや違う、装備はこうだ、虫よけはこの都市ならこうで別の都市ならこう…と、すごい勢いで話し合いを始めました。約1時間以上、大の大人が5人真剣に顔を合わせ、ブルーベリーというキーワードを軸に、ひとりの話を受けて別の人が広げてというように、話をどんどん展開していったのです。「ブルーベリーに1時間て。」私は情報量の多さと、彼らの会話への真剣さにあっけにとられながら、なんとかついていこうとしていました。
そして、日本人男性がふたり、遅れてやってきました。彼らはブルーベリー談義には参加せず、離れたところでふたりでお酒を飲み、ニヤニヤしながら、日本語で性的な話をしはじめました。しかしその会話も、キャッチボールとは言えず、どちらがより奇抜で刺激的なことが言えるかの競争でした。
めくるめくメルヘンなブルーベリーの世界にいた私は当然不愉快になりましたが、おそらく、彼らは頭の中がそういったセクシュアルなことでいっぱいというよりも、自分の意見を素直に言い、受け止めて、返すというクリエイティブな会話力の回路がうまく作動していないだけだと後で気づきました。お酒を飲みながらダラダラと時間をつぶすのに、そういったタイプの一方的でぶつ切れの会話をお供にすることしかしてこなかった。しかし結局はお互いにひとりよがりで、明日の朝起きても相手が話したことは何も覚えていないでしょう。お笑いの番組を見ても、切り札的にやたら過激なキーワードを出して瞬間的に注目を集めたり笑いを取ろうとする人がいますが、後が続かないように、言葉をただ発散の道具として使っている状態です。
私は、残念だな、フィンランド人ばりの会話力があれば、彼らも(私も)パーティーがもっとずっと楽しくなったかもしれないのに、とその風景を反芻して考えました。そして思い返せば、日本にいたころ自分も同様に「刺激的な話」「一瞬だけ盛り上がるゴシップ」や「上司へのグチ」を肴に、酒を飲んでうっぷんを晴らしてばかりいた、ただ何かを吐き出すだけで創造的な会話をあまりせず、惜しいことをしたなあと… そして、多くの日本人が、同様に会話力のスキルを磨く方法を知らないまま、非常に惜しい状態で盃を今夜もだらだらと傾けているはずです。
もちろん、飲みの席だけではなく、友人との会話、家族とのやりとりで、もう少し会話がうまくいけば…ということが多々あるでしょう。カウンセリングや自己表現の手法などを学びクライアントと対話を通して接する今では、対話の大切さがと効果が身に染みてわかります。
何も突飛な話題でなくても、自分の心からの言葉であれば、人は必ず自分に注目してくれます。つまらないとは思いません。そして自分に関すること、日常のこと…、自分や相手の考えは、時間をかけて話し合うに値するとても大切なことであり、フェアな状態で「お互いに話をし、聴き合う」対話は実はとても楽しく、癒しでもあり、発見でもあり、様々なベクトルに感動的なのです。ただそのために、自分のことを話すのが苦手な我々日本人には、話すためのきっかけや、与えられるトピックが必要だということも身をもって理解しています。
そこで私は、「自分は、何が好きで、どんなこだわりを持っていて、どんなときに幸せを感じるか」…そういうことを、もっと普段から人と向き合って話してもらいたい、個人的な話を人としあえるメリットを味わってもらいたい、そんなことが楽しく体験できるゲームを作ろう、という思いをこめて、開発を進めました。この理念は、Cx3BOOSTER開発のコンセプトにも通じるものです。
開発にあたってのミッションは、ゲーム要素で対等なコミュニケーションの状態を作り、質問をきっかけに人の個性やユニークさを引き出し、会話を盛り上げること。しかし、ただ「あなたの特技はなんですか」などの単純な質問に応えてもらうだけでは、「面接」になってしまいます。そして日本人は、賢くも「面接用」「教科書的な答え」を用意していることが多いので、かならずそれを避けなければいけません。「答えを用意できない」ようにしつつ、「瞬間的にクリエイティブ脳を刺激し、その人の一面を自然に引き出す」質問とルールを考え出し、200名以上のテストプレイでも非常に効果が見られたため製品化に至ったのが、この日本人向け会話ブースティングツールCx3miniシースリーミニです。
発案から開発まではとても早かったのですが、3年以上をかけて作られたCx3BOOSTER®からの姉妹品であり、心理学やチーム理論、NLPなどのメソッドが同様に採用されていることには変わりません。より気軽に日常的にお使い頂けますが、体験者の声にあるように、効果のあることは実証されています。商品としては致命的とも言えますが、「体験しなければわからない」楽しさを持っているのがCx3シリーズです。「人の個性を引き出す」ために裏方的な存在感ですが、使って頂ければ、きっと効果を納得頂けることと思います。Cx3BOOSTER®はまだ手が出せないけれど、協働的創造的コミュニケーションがどんなものか体験してみたいという方にも、ぜひ。
どうか、日常を楽しく豊かにするお役に立てますように。
8. パイロット版からの変更点について
2015年6-8月に配布・販売されたCx3mini(ジッパー付袋に入ったもの)を既にお持ちの方へ
お手元のパイロット版(vol.0) との違いは以下です。
- パッケージ枚数を12枚(うち1枚ルールカード)→15枚(うち1枚ルールカード)へ
- パイロット版(vol.0)の製品化バージョンが、便宜上vol.1
- vol.1はvol.0の質問のほとんどを引き継ぎ、+4問が新作(予定)
- vol.2はvol.0の質問のうち1問を引き継ぎ、+13問が新作(予定)
- 文言の一部を変更
- パターンの色を若干変更
- 光沢PP加工で表面コーティング。丈夫+汚れに強く
- 専用パッケージ(封筒型の予定)をデザイン
- 紙の説明書を同封(予定)
- 保存に便利なカードスリーブを同封
- How to Play動画を用意
- 将来的に最低でもvol.4までリリース目標
開発段階で、上記以外にも変更が加わることがあります。
すでにパイロット版をお持ちの方でも、ご愛用いただけるようデザインしておりますので、どうぞvol.1-2共々お手元に置き、こちらもご活用ください。
ご支援、応援を誠にありがとうございました。
≫ クラウドファンディング(CAMPFIRE) Cx3mini製品化プロジェクトのページ
プロジェクトは目標金額を集めて締め切ることができました。ご支援、応援を誠にありがとうございました。